決算発表が次々と延期へ
本来であれば例年この時期は3月決算銘柄の決算発表も終わり、来期以降に向けた高配当株投資のポートフォリオを見直す時期となっていました。
でも、昨今のコロナウイルスの影響で、持ち株のほとんどが決算発表を延期する事態になりました。
また、保有株の中でも、減配を発表した銘柄も散見されます。
わが高配当株投資において減配はまさにご法度。
減配した銘柄はその段階で売りというルールがあるのですが、それはコロナウイルスがあっても同じです。
基本は永久保有を前提にして購入しているので、途中の売却は方向転換を意味する点でとても残念です。
ただ、長い将来に渡って配当金を受け取れる銘柄に投資するためには、コロナショックはまさに良い試金石にもなります。
ということで今日は、わが高配当株投資の売買状況を報告します。今回の銘柄入れ替えは以下のとおりとなりました。
高配当株投資売買履歴
(買い)
- 7552 ハピネット
(売り)
- 7256 河西工業
- 7442 中山福
- 8729 ソニーFH
それでは詳しくご紹介しましょう!
高配当株ファンドで売買した銘柄
河西工業(7256)
河西工業は自動車内装部品の総合メーカー自動車用内装トリムを中心とした自動車内装部品の製造・販売等事業を展開しています。
河西工業は2019年8月に購入。高配当利回りであることやクオカード1000円(2年以上継続保有するとさらに増額)もらえるため、株価下落に伴い100株購入しました。
しかし、2020年2月の第三四半期決算時に減配を発表。
せめてクオカードもらってから売却しようと思ったけど傷口を広げちゃった笑
(全然笑ってる場合じゃないわ…)
売却価格は489円でしたので、今回の投資は大失敗に終わりました。
中山福(7442)
中山福はキッチン用品やダイニング用品などホームユース製品の専門商社です。
中山福は2006年3月期以降減配はなく、業績悪化で配当性向100%越えでも減配せずに頑張ってきました。
が、さすがに限界なのか2021年3月期は27円から10円に大幅減配となりました。
中山福は2018年11月に555円で購入。今回、449円で売却です。配当金をもらっても売却損を埋めるところまではいきませんでした。
9810 日鉄物産
そして、今回最大の損失が日鉄物産です。
日鉄物産は鉄鋼、産機・インフラ、繊維、食糧の4つのコア事業を展開する複合専業商社。名前の通り新日製住金系です。
総合商社とは言いつつも鉄鋼がメイン。鉄鋼は市況に影響を受けやすいシクニカル銘柄であり、今後、大幅な減益も見込まれることは覚悟していました。
ただ、配当性向が30%程度であったこと、2006年以降減配がないことから、シクニカル銘柄への投資をチャレンジしたわけですが、2020年3月期の配当は減配予想。
減益に伴う減配という理由なんですけど、10%程度の減益だし、配当性向も30%程度だし、減配する必要あるの?という気がします。
でも、それが会社の配当政策というのであれば仕方がありません。投資ルールに則って売却となりました。
2018年10月に4990円で購入して3175円で売却となりました。受け取った配当金は約3万円弱なので、これを加味しても過去最大の売却損となりました。
8729 ソニーFH
ソニー系の金融会社ソニーFHですが、ソニーの完全子会社化が発表されました。株価2600円でのTOBとのことですが…
暴落前は2700円あったんだから安すぎやしないか?
ソニー 2016年7月に1073円で購入。2600円での売却は約2.5倍での売却となり、投資としては大成功。
でも、貴重な安定配当銘柄を手放すのはちょっと残念な気分です。
7552 ハピネット
CPが上昇してしまったので、監視銘柄の中からハピネット(7552)を購入しました。
ハピネットの事業内容は…
- 玩具・遊戯用具の企画・製造・販売
- 映像・音楽ソフト等の企画・製作・販売
- ビデオゲームハード・ソフト等の企画・販売
- 玩具自動販売機の設置・運営
- アミューズメント関連商品の販売
業績は営業利益にバラツキがみられるものの、売上高は比較的安定しています。
配当金の推移ですが、2006年以降減配なし(記念配は除く)
昨今のコロナショックの中でも2021年3月期の配当見込みは前期据え置きの50円を発表。
ということで1039円で200株購入しました。
直近の収益はやや落ち込み気味ですが、今後も安定配当を期待したいです。
最後に
ということで今日は高配当株投資の売買履歴をまとめてみました。
長期保有を前提としているのに5銘柄も売買しちゃっていますね。
ただ、今後もコロナショックの影響で減配発表するような銘柄は、さっさと手を切っちゃおうと思っていますね、買値に関係なく。
そんな会社を持ち続けるよりも、将来にわたって安定した配当を受け取れる魅力的な会社に早めにシフトしたほうがよい、という考え方です。
ワタシの保有銘柄の中でも決算が延期となっている会社がいっぱいありますので、どのような結果が待ち受けるのか、ワタシも楽しみです。
それではまた明日!