今日は会社四季報オンラインのメリットやデメリットについてまとめてみます。
高配当株投資は長期投資なので、頻繁に売買する必要はありません。
なので、日々株価はチェックする必要はないのですが、新たな投資銘柄は日ごろからチェックしていく必要があります。
私はこの作業を会社四季報CD-ROMを使っているのですが、会社四季報CD-ROMは2021年9月に休刊となるのです。
東洋経済ホームページ9/30付け 会社四季報CD-ROM』休刊のお知らせ
このことはスクリーニングが大好きな自分にとって、大きな痛手となります。できるだけ早く代わりのサービスを探さなければいけません。
世の中には色んな会員サービスがあります。株探の有料サービスとかね。
まずは試しに…ということで会社四季報オンラインのプレミアムプランに登録することにしました。
で、実際に使ってみたところ…
これは超便利!使い続けたいわあ…
実際にどんな風に使い勝手が良いのか、会社四季報CD-ROMを5年間以上使い続けたワタシが、会社四季報オンラインのファーストインプレッションをまとめてみることにします。
それではひとつひとつ見て行きましょう!
会社四季報オンラインのメリット

スクリーニングが超絶便利
まず一番最初に感じたメリットはスクリーニングが超便利なことです。
スクリーニングなんてネット証券でもできるでしょ?
そう思う方もいるかもしれません。でもね、ネット証券ではできないようなスクリーニングが豊富に取り揃えているんです。
また、会社四季報CD-ROMとの比較でも、スクリーニング機能は向上しています。
例えば、一番やっかいだったのは連結と単独決算の仕様。
・連結決算銘柄の場合、「連単フラグ」というものを設定してあげないと、個別決算の数字でスクリーニングされてしまったり、
・PLのスクリーニング時には、連結と単独の営業利益などの情報を分けてスクリーニング条件を作成しなければならなかったり…
AND条件とOR条件の使い分けとか結構めんどかったんだよね。
ちょっと何言っているかよくわからないわ。
会社四季報オンラインでは、ダウンロードデータとして過去10年分の検索が可能になったことから、CD-ROM版よりもスクリーニング条件を作成しやすくなったと言えます。
もちろん、オリジナルのスクリーニング条件も作成可能。例えば、独自の式を用いた企業価値算定やX年間の業績をもとに年率成長率(CAGR)を求めたり。
自分で作成したスクリーニング条件も保存できるのも良いですね。
だらだら書いちゃったけど、要はCD-ROM版と同等かそれ以上の機能はあるってことよ。
パソコンへの設定作業も不要に
会社四季報オンラインは、インターネットで利用するものです。なので利用しやすさも格段に上がりました。具体的には…
会社四季報CD-ROMをインストールする際には、一部のフォルダを削除するなど事前準備も必要になります。
https://high-dividend.net/2017/10/08/kaishashikiho-screening-004/また、WINDOWSとかOSのバージョンが変われば、うまく動作しないなんて不具合も想定されます。
会社四季報オンラインなら、こうした手間も発生しません。
ワンクリックで様々な情報がアクセス可能に
会社四季報オンラインならワンクリックでいろいろな会社情報を参照することができるのです。
ワタシがありがたいなーと思った機能はこんな感じ
- 会社四季報最新の紙面
- 過去の会社四季報
- 会社HPへの遷移先URL
- かぶたんへのURLもある
これらの機能がが一画面の中に埋め込まれているので、スムーズに情報を参照することができてしまうんです。
例えば2期前に大幅減収の会社があったとするじゃないですか。このときに何がおこったんだろ?と思ったら、その当時の会社四季報を見て振り返ることができてしまうんです。これ以外と便利。
会社四季報オンラインのデメリット

価格が高い
これが一番のネックです。
プレミアム会員になると月額5,500円かかります。ベーシック会員ではスクリーニング機能が限られるなど、加入するならプレミアム会員ですが、それでも値段が高いんです(←二度目)

この料金を年間に換算すると66,000円です。
CD-ROM版の場合は、7700円×年4回でしたから30,800円でした。これまでの倍以上お金がかかることになります。
うーん、やっぱり値段が高いなーという印象は強いですね。
一回ベーシックで試してみるのもありかもね。。。
業績表示など一部見にくい部分も
データが豊富なのはありがたいのですが、一部見にくい画面もあります。
例えば過去の業績推移など。かぶたんの場合はこうです。

会社四季報オンラインはこうです。

かぶたんの方は縦に眼をやるだけで推移が一目瞭然ですが、会社四季報オンラインの場合は縦罫に情報が羅列されているので、全体の流れをとらえにくいんですよね。
情報の見方になれる必要がありそうです。
必要としない記事がいっぱい
ワタシは以前から会社四季報の記事はほとんど信用しないようにしています。だから。「会社四季報先取り」とか「XX関連銘柄が一押し!」みたいな記事はほとんど(というか全く)読まないんですよね。
会社四季報オンラインの価格が高いのも、会員限定の記事が読めるという影響があると思うのですが、ワタシにしてみたら…
スクリーニングできる機能だけでいいから月額料金下げてくれないかな。
そんな印象です。
会社四季報オンラインを無料で使う方法
この会社四季報オンラインを無料で使う方法があります。それは、会社四季報CD-ROMを購入することです。
会社四季報CD-ROMを購入すれば、2か月間半無料で使えるプレゼントキャンペーンが実施されています。
例えば12月中旬に購入した2021年新春号では、2月末まで、会社四季報オンラインのプレミアムプランが無料で使えます。
つまり、7700円のCD-ROMを購入することで3か月分(5,500円×3月)が無料になるということです。これってすごいお得じゃないですか。
使わないのに買ったCD-ROMはどうすればいいのよ?
そんな人はキャンペーンのIDコードの入った紙だけを抜き取って、CD-ROM本体はメルカリとかで売ってしまいましょう。
データ更新付きのものなら4,000円ぐらいで売れてしまうのではないでしょうか(相場は各自ご確認ください)
また、ありがたいことに自動更新されないので、期限が来たら利用できなくなります。加入したことを忘れていてもお財布の面からも安心です。
最後に

ということで今日は会社四季報オンラインのメリットとデメリットについてまとめてみました。
ここまで取りとめもなく、価格が高いとか見にくいとか便利…と言ってきましたが、まずは試しに使ってみましょう。
価格以上の価値があるのか、ないのか、それは投資家であるあなた自身が判断するべきことです。
気になる人はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。