今日は我が家で運用している高配当株投資の保有銘柄決算チェックを行っていきたいと思います。
今回は2回目で、前回の記事はこちらとなります。
高配当株投資の保有銘柄は全部で36銘柄。今日はこのうち13銘柄の決算が発表されています。
今期はコロナ禍の影響で、企業の収益に大きなダメージを受けている状態。このような中、我が保有銘柄の配当金はどうなったのか、チェックしていきたいと思います。
- 1413 ヒノキヤグループ
- 1518 三井松島ホールディングス
- 1948 弘電社
- 3143 オーウィル
- 3817 SRAホールディングス
- 4725 CACホールディングス
- 4972 綜研化学
- 6306 日工
- 6369 トーヨーカネツ
- 7552 ハピネット
決算の評価方法
前回に引き続き、決算の評価方法は以下のとおり4つの指標で評価したいと思います。
なお、配当利回りの評価は私の買値を基準として判断しています。現在の株価水準では配当利回りが低いものも含まれていますので注意してください。
我が保有株の決算チェック
1413 ヒノキヤグループ
ヒノキヤグループは関東圏の注文住宅大手。エコハウス、リフォーム事業も展開中です。直近ではヤマダ電機がTOBを発表して話題になりました。以降、株価も堅調に推移しています。
今回2020年12月期第3四半期決算が発表されました。
売上高は前年同期比若干マイナスながらも、営業利益ベースで前年同期比+15%となりました。
配当金も前期から90円を維持。配当性向も30%程度と余裕もあるので、来期以降も減配リスクは小さいと見ています。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★★ |
業績の安定度 | ★★★★☆ |
配当利回り | ★★★☆☆ |
配当安全性 | ★★★★☆ |
投資判断 | 保有継続 |
1518 三井松島ホールディングス
石炭商社。海外炭も輸入販売。施設運営、飲料ストローも展開。今期はコロナショックで業績面で厳しい展開を強いられています。
2021年3月期中間決算は、売上高は-10%、営業利益-29%となっています。通期見通しは営業利益ベースで前年比-90%を変更していないことから、さらなる業績悪化の可能性も残されています。
配当金予想は現時点でも未定。当面は保有継続としますが、減配となった場合は速やかに損切りする予定です。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★☆☆☆ |
業績の安定度 | ★★☆☆☆ |
配当利回り | ★☆☆☆☆ |
配当安全性 | ★★☆☆☆ |
投資判断 | 保有継続 |
1948 弘電社
弘電社は、三菱電機系の設備工事業者。ビル屋内線工事や昇降機設置などを行う建設業者です。
2021年3月期はコロナショックの影響で通期見通しは未定でしたが、中間決算発表と合わせて通期見通しも発表。
大幅減益ながらも黒字を確保。年間配当も220円を維持し、配当利回り4.5%となっています。予想EPSも10倍弱と割安です。来期以降の業績回復に期待です。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★☆ |
業績の安定度 | ★★★☆☆ |
配当利回り | ★★★★☆ |
配当安全性 | ★★★☆☆ |
投資判断 | 保有継続 |
3143 オーウィル
食品副原料の専門商社。乳製品に強み。ビタミンC、マンゴー加工品で首位。
2021年3月期中間決算は、売上高-19%、営業利益で-23%で、減収減益となりました。
配当金は前年同様1株45円を維持、予想PERも7倍台と割安で、引き続きホールドです。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★★ |
業績の安定度 | ★★★☆☆ |
配当利回り | ★★★☆☆ |
配当安全性 | ★★★★☆ |
投資判断 | 保有継続 |
3817 SRAホールディンクス
独立系のシステム開発受託会社。金融、製造向けに強みのあるシステムベンダです。
2021年3月期決算は減収減益を予想。しかし、中間期は売上高前年同期比-6%の減収だが、営業利益ベースでは+4.8%と前年比増を維持。
年間配当110円は前年と同額。配当利回り4.5%と比較的高いのも魅力です。引き続きホールド予定です。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★☆ |
業績の安定度 | ★★★★☆ |
配当利回り | ★★★★☆ |
配当安全性 | ★★★★☆ |
投資判断 | 保有継続 |
4725 CACホールディングス
2020年12月期の3Qが発表。売上高は-5%と減収ながらも営業利益は+31%と増益を記録。海外子会社ではインドでのロックダウンの影響で業績面では低調も、国内ITシステム開発が堅調に推移した模様。
配当金も予定どおり年間60円は維持される見通しです。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★☆☆ |
業績の安定度 | ★★★★☆ |
配当利回り | ★★★☆☆ |
配当安全性 | ★★★☆☆ |
投資判断 | 保有継続 |
4972 綜研化学
綜研化学は2021年3月期の業績の上方修正を発表。
予想EPSは157.65円→231.08円と増額され、予想PERも7.5倍と割安です。
株価は上昇中。一方で配当利回りは3倍台まで低下しています。ワタシはコロナ禍で1250円で購入。好業績で増配まであると見ていますが、どうなるか楽しみです。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★★ |
業績の安定度 | ★★★★☆ |
配当利回り | ★★☆☆☆ |
配当安全性 | ★★★★★ |
投資判断 | 保有継続 |
6306 日工
日工は土木用プラント専業。アスファルトプラント首位でセグメントは機械業です。
2021年3月期の中間期決算は順調で、売上高+6.3%、経常利益は+53.5%と増収増益。通期見通しは据え置いていますが、今後も業績の上振れも期待できますね。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★☆☆ |
業績の安定度 | ★★★★☆ |
配当利回り | ★★★★☆ |
配当安全性 | ★★★☆☆ |
投資判断 | 保有継続 |
配当利回りは4.47%となっていて、まだまだ買える水準にあります。株価によっては買い増しも考えます。
6369 トーヨーカネツ
トーヨーカネツは2021年3月期1Qで営業黒字に転換し、株価も持ち直していました。
ただ、2021年3月期の7-9月で前年同期比-52%の減収となり株価は低迷しています。
配当金は年間100円に据え置き、配当性向も40%程度なので減配のリスクは低いと見て引き続き保有継続とします。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★☆ |
業績の安定度 | ★★★☆☆ |
配当利回り | ★★★★☆ |
配当安全性 | ★★★☆☆ |
投資判断 | 保有継続 |
7552 ハピネット
ハピネットは子ども玩具・ゲーム卸の最大手。2021年3月期は業績予想非開示でしたが、9月に業績予想を発表。2021年3月期は増収増益予想を発表しました。以降株価も順調です。
中間決算も業績見通しを増額。ただ、通期見通しは据え置きとなった影響か、株価はヨコヨコに推移しています。
配当金は年間50円を維持。さらなる業績上振れと増配を期待して保有継続です。
指標 | 評価 |
割安度 | ★★★★☆ |
業績の安定度 | ★★★☆☆ |
配当利回り | ★★☆☆☆ |
配当安全性 | ★★★☆☆ |
投資判断 | 保有継続 |
まとめ
ということで今日は保有株のうち10銘柄をチェックしてきましたが、配当金の状況をまとめると以下のとおりとなります。
銘柄名 | 配当金の状況 |
1413 ヒノキヤグループ | 現状維持 |
1518 三井松島ホールディングス | 非開示 |
1948 弘電社 | 現状維持 |
3143 オーウィル | 現状維持 |
3817 SRAホールディングス | 現状維持 |
4725 CACホールディングス | 現状維持 |
4972 綜研化学 | 現状維持 |
6306 日工 | 現状維持 |
6369 トーヨーカネツ | 現状維持 |
7552 ハピネット | 現状維持 |
10銘柄中減配がなく予定通りの配当を出してくれる銘柄は9銘柄、非開示・未定は1銘柄となりました。
コロナ禍の影響で業績不透明であったこの半年間の状況を考えると、保有株の銘柄たちは頑張ってくれていると評価していいのではないでしょうか。
最後に
ということで今日は高配当銘柄投資の保有株の決算チェックを行いました。いやあ、分散するのはいいけれど、このように決算チェックするのは骨が折れますね…
というか、まだ保有銘柄すべての決算チェックを終えたわけではないんだな。
次回最終回です。皆さんの高配当銘柄投資の参考にしてもらえると嬉しいです。