ワタシの持ち株の中で、連続増配銘柄だったNTTドコモが親会社の東日本電信電話にTOBされることとなりました。
いやあ、高配当株で事業内容も安定している。高配当株としてはもってこいの銘柄だったのに…
でも、まあ、買値から3倍株になったし、投資としては大成功だったんじゃないかな。
NTTドコモは9月30日から11月までの間に1株3900円でTOBされ、東日本電信電話の100%子会社となります。
この報道によってNTTドコモは急騰。9月30日以降TOB価格3900円まで上昇することが見込まれます。
- ドコモ株への投資ふりかえり
- ドコモ株への投資は成功だったか?
- 親子上場に着目した投資は買い?
- 今後の通信事業者への投資は買い?
それではもう少し詳しく突っ込んで話をしましょう。
ドコモ株とワタシ
ドコモ株をワタシが買ったのは2012年の秋ごろ。株価は1270円で100株購入しました。
- 過去の配当金が減配ナシ
- 安定した事業内容(営業利益赤字なし)
- 投資先として低評価(低PER)
- 高配当利回り(4.4%以上)
こんな感じで永久保有を前提に投資を決断しました。
2020年まで約8年間ドコモ株を保有してきたわけですが、過去の配当金合計額は7万3千円。
2013/03 | 2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | 2018/03 | 2019/03 | 2020/03 | 2021/03 |
60円 | 60円 | 65円 | 70円 | 80円 | 100円 | 110円 | 120円 | 65円 |
そして今回のTOB価格は3900円。買値に比べると3倍株となっていて、約26万円のキャピタルゲインもゲットしました。
保有8年間で12万7千円が39万円の株価になり、かつ7年間で7万3千円の配当ももらえたことになります(いずれも税込み)。
配当金と増配とキャピタルゲイン、まさに個別銘柄投資のだいご味でもあります。
もしも、キャピタルゲイン狙いでこの銘柄を買っていたとしたら…
XXショックとか10%ロスカットラインとかで途中で売ってしまったと思うんだよね。
これからも配当金を受け取れる優良銘柄と思っていたところに、TOBで手放さなければならないことはちょっと寂しい思いもあります。
ただ、大きな利益を上げることができた点では投資としては成功だったと言ってよいでしょう。
今後の通信業界と投資先
3大キャリアの強みは消えない
菅首相の思惑で下がり続ける通信関連株。
ただ、5Gや6Gといった高速回線の実用化に向けて、通信事業者の将来性は残されていると思います。
また、スマホ関連でもこれまで国が3大キャリアに色んな締め付けを行ってきたにもかかわらず、スマホ代金の平均利用代金は値上がりしているのです。
価格競争とかいろいろ言われているけど、やっぱり設備を持っている事業者の強みってあると思うんだよね。
新たにKDDIを購入
NTTドコモのTOBがスマホ代金値下げ圧力への対策と受け取られ、KDDIやソフトバンクは急落しました。
そこで、新たにKDDIを購入。先週購入したNTTと加え、2銘柄通信事業関連株に投資することとなりました。
半年もすればただのスマホ騒動として忘れ去れるんじゃなの?
わざわざ権利落ち日に買う必要はなかったんじゃない?
結果は数年後分かります。失敗したら撤退するのみです笑
NTTドコモを今後の投資に活かす
NTTドコモのようにTOBされたケースを今後の投資に活かせないものか、そんなことを考えてみました。
- 事業が安定している
- 寡占状態で競争の原理が働きにくい
- 世の中に欠かせないサービスを提供している
- 営業利益率は高め(約20%前後)で推移
- 好財務
- 低PER
- 配当政策(高配当、減配なし)
- 親よりも子どものほうが優秀
最近の持ち株の中ではソニーフィナンシャルホールディングスがソニーにTOBされました。
https://high-dividend.net/my-investment-method-075/ソニーフィナンシャルグループの場合は約3年半で株価は2.5倍まで上昇し、ワタシも大きな利益をあげることができました。
親会社にTOBされるイメージをもって銘柄選別を行うと想定外の出来事が起こるかもしれませんね。
親子関係のTOBされそうな銘柄、今度調べてブログネタにしてみようかな
最後に
ということでNTTドコモのTOBについてまとめてみました。
TOBされるのはいいのですが、持ち株が減るとその分、配当金の原資が少なくなることになります。
これからも失敗を恐れずにどん欲に高配当銘柄投資を続けて行きたいです。