自己啓発本

サラリーマンは絶対に読んだほういい!新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方レビュー!

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方(新版)を読んだ

橘玲著で有名な一冊、お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方をレビューします。

ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、この本自体は2002年に発売された黄金の羽根の拾い方がもともとの原著となっています。

その原著に対してこの10年間の動きを織り交ぜ、再発売されたのがこの新版です。

私も、2002年に発売された当初にこの本を読んでいろいろと衝撃を受けたのですが、あれからかれこれ18年。今、改めて読んでもめちゃめちゃために刺激になる良書であることが分かりました

今日は、橘玲氏著の新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方の感想をまとめたいと思います。

今、この本を読んで新鮮に感じる理由

なぜ、この本を今読んだのか。

よめちゃん

えっと、AmazonKindleで340円だったから…じゃない?

というわけではなくて、先日からこのブログでも書いているとおり、そろそろ、経済的自由を得た後のことも考えておかなければイカンな、と。

で、さっそく手に取ったのがこの本だったわけです。

この本の中には、法人設立のメリットが描かれていています。

つまり、サラリーマンは年収の3割以上税金や社会保険料で搾取されている、いわば、「国家に惜しみなく奪われる人々」であるという視点です。

このことから、今後の波乱含みの未来を生き抜くためには、国が作った制度の隙間を潜り抜け個人と法人を上手く使い分けることが重要なのだ、と説きます。

とりあえず、ワタシも色々な文献で勉強し、個人事業主のメリットについては少しずつ分かってきたつもりです。

が、そのさらに上を行くメリットがあるのは法人設立であると本書を読んで知りました。

この本の核心を突いた部分

しかし、この本の一番の核心を突いた部分は最終章にあります。

(日本における雇用体系においては)、日本人は働くことは苦行であり、大過なく勤め上げれば定年後に悠々自適という極楽が待っている、というきわめて特殊な人生観を持つようになりました。

PART3:人生を最適設計する働き方より引用

今後、超高齢化社会を迎え、定年年齢が引き上げということになれば、例えば20歳で就職した場合、40年以上も「苦役」になるということを意味することになってしまいます。

筆者はこれからの日本は知識社会である、という前提のもとこのように言い切ります。

超高齢化社会の人生設計は「自分の好きな仕事をする」ことしかありません。
(中略)
自分だけのニッチを見つけ、人的資本を最大化するスペシャル(専門)に特化し、会社に依存せずに市場から富を得る―知識社会に生きるとは、そういうことです。

PART3:人生を最適設計する働き方より引用

この言葉を2002年に筆者は言い続けていたわけです。先見の明があるとはこのことです。

本当の経済的自由とは

ワタシは、経済的自由(本書では、経済的独立という言葉を使っています)とは、働かなくても食っていける状態だと思っていました。

また、経済的に束縛されないことから、労働時間を減らして人生を謳歌できる時間を作ることだ、と信じていました。

そして、経済的に独立すれば、会社のストレスから解放されると信じていました。

この本を読んで、そうではないということを分かりました。

経済的自由とは、株で配当金生活を送ることでも、労働時間を少なくして残りの時間を楽しいことに充てることでも、嫌な仕事から回避することでもなかったんです。

つまり、経済的自由とは楽しく働ける環境を見出すことにあるのです。

リスクはいずれやってくる

楽しく働ける何かを見出すこと…

脱サラしてフリーランスなんて誰でもうまく行きっこない、そう思うひともたくさんいると思います。

でも、何も行動を起こさなかったためにこんなリスクを背負うことになるのです。

  • 会社からいつ解雇されるか分からないリスク
  • 退職後に稼げるスキルを持てないリスク
  • 長期に渡り安月給でも仕事にすがらなければいけないリスク

それなら、

  • 自分のやりたいことは何なのか
  • 将来どんなことで稼ぎたいと思うのか
  • その稼ぎのために今必要なことは何か、何をすべきか

このようなことを頭に入れて日々行動するべきなのではないでしょうか。というか、もう40歳過ぎになるワタシですが、ちょっと気が付くのが遅すぎましたね。

最後に

ということで、新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方の感想をまとめてみました。

 

改めて読み返してみると、2002年当初の本書の考え方に相当な影響を受けているなと思いました。

そして、同時に、経済的自由を手で掴めそうない今だからこそ、突き刺さる言葉があふれている良書だと言えます。

この本自体は、社会のルールの矛盾や隙間を縫っていかに得するか、とか、世間の常識がいかにウソかという内容も網羅されています。 このため、とてもセコイ本、許しがたい本という悪い評判もありましたが、決してそんな話に終始した本ではないです。

少なくとも自分にとっての黄金の羽根はなんなのか、考えさせられます。

 

世のサラリーマンの方には、超おすすめな新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。