我が保有銘柄の中で10年間保有し続けている銘柄とは
今日は、ワタシの高配当株運用を支える主力銘柄をご紹介します。
今日ご紹介する銘柄
- 高配当株投資を始めた2011年からずっと保有
- コロナ禍の中、2021年3月期配当見通しも減配ナシ
- 2011年以降減配ナシ(記念配・特別配は除く)
まさに我が家の配当金投資+長期投資を体現してきた銘柄たちなのね。
おっしゃるとおり。リーマンショックでも、コロナショックでも減配しなかったつわもの達です。
今日ご紹介する銘柄は東日本大震災が起こった2011年から投資した銘柄たち。購入して以降、一度も売却することなく保有し続けています。
高配当株投資のルール
- 購入時点で配当利回り4.4%以上
- 過去10年間営業利益に赤字なし
- 2009年以降減配なし
ここまで我が家の高配当株投資のやり方についてまとめてきました。
また、高配当株投資の月次成績も、別ページでまとめています。
でも重要なのは目先のパフォーマンスではなく、減配がなく長期的に投資し続けている銘柄の存在です。
一つでも破ったら売却となる厳しいルール。、配当金という形での株主還元策を実現してくれた保有銘柄たちなのです。
10年間保有し続けて、これらの厳しい条件をクリアしてくれたありがたーい銘柄たちを今日はご紹介します。
2011年から保有している銘柄たち
ということでわが高配当株銘柄で2011年以降、ずっと保有している銘柄はこちらになります。
- 5187 クリエートメディック
- 7466 SPK
- 8306 三菱UFJフィナンシャルグループ
- 8793 NECキャピタルソリューション
- 9055 アルプス物流
現在保有数は37銘柄ですが、10年間持ち続けることができたのはわずか5銘柄のみです。
それではもう少し詳しく銘柄を見ていきましょう。
5187 クリエートメディック
まず最初にご紹介するのがクリエートメディックという会社です。クリエートメディックは、使い捨て医療器具メーカー。シリコン製カテーテルが主力の卸売業。
過去の配当金の推移
年 | 配当金 |
2006 | 30円 |
2007 | 33円 |
2008 | 33円 |
2009 | 33円 |
2010 | 33円 |
2011 | 33円 |
2012 | 35円 |
2013 | 35円 |
2014 | 35円 |
2015 | 35円 |
2016 | 35円 |
2017 | 35円 |
2018 | 37円 |
2019 | 37円 |
2020 | 37円 |
2021 | 37円 |
2006年以降減配はなく、増配傾向にあります。
売上高は増加傾向。ただ、営業利益はやや低下しています。こんなときでも配当金を増配してくれる銘柄なのです。
2011年の秋に830円で100株購入。一時は1400円を超えるときもありましたが、今では1000円前後で推移。購入額に比べて20%程度利が乗っている状態です。
これからも減配とならない限り、継続保有の方針です。
7466 SPK
SPKは自動車部品専門商社。補修・車検部品が主力。産機・建機用も手掛ける卸売業です。
SPKは地味な会社であまり知られていないようですが、23年連続増配中です。
2020年3月期決算短信によれば…
次期の配当につきましては、より一層の業績に連動した積極的な株主還元に努めてまいりたいと考えております。
SPK決算短信P4から抜粋
なので、業績によっては減配の可能性ありと覚悟しなければなりません。
過去の業績は2010年以降右肩上がりが続いています。。
株価の推移はこんな感じです。
SPKは2011年9月に690円(当時分割前1380円)で購入。以降、ずっと保有継続中です。23年連続増配に期待したいと思っています。
8306 三菱UFJフィナンシャルグループ
三菱UFJフィナンシャルグループはご存知の通りメガバンクの一角。株式投資の世界では銀行はオワコン…なんて話も聞きますが、
- ゼロ金利政策により収益は圧迫
- でも、メガバンは潰れない
- 銀行は当面生き残る(少なくとも私が死ぬまでは)
ということで事業に継続性があるものとして長期投資の対象としています。
配当金推移によると2009年以降は減配なし。多少、業績悪化を招いても安定した配当をだしてくれています。
年 | 配当金 |
2009 | 12円 |
2010 | 12円 |
2011 | 12円 |
2012 | 12円 |
2013 | 13円 |
2014 | 16円 |
2015 | 18円 |
2016 | 18円 |
2017 | 18円 |
2018 | 19円 |
2019 | 22円 |
2020 | 25円 |
2021 | 25円 |
2022 | 27円(予) |
業績は売上増も収益は右肩下がり。ただ、2021年3月期の配当金25円を早々の決定している点は好感が持てます。
三菱UFJフィナンシャルグループは2011年に403円で購入。株価はすでに買値に戻ってしまいましたが、高配当が続く限りストロングホールドの方針です。
8793 NECキャピタルソリューション
NECキャピタルソリューションはNEC系のリース会社です。リース会社は三菱リースとか安定配当を出す銘柄が多くてワタシ好みです。
NECキャピタルソリューションは2008年以降減配がありません。
年 | 配当金 |
2008 | 44円 |
2009 | 44円 |
2010 | 44円 |
2011 | 44円 |
2012 | 44円 |
2013 | 44円 |
2014 | 44円 |
2015 | 44円 |
2016 | 44円 |
2017 | 44円 |
2018 | 55円 |
2019 | 55円 |
2020 | 60円 |
2021 | 60円 |
2022 | 64円(予) |
売上高は減少傾向です。収益もブレが大きいですね。その影響かリース会社のPERは概ね低めに推移しています。
ただ、毎年安定配当を出していますし、2021年3月期の配当予想も据え置きで心強い限りです。
NECキャピタルソリューションは2011年に1086円で購入しました。その2年後には株価が急騰して一時は4倍近くまで跳ね上がったんですけど…
オレは長期投資派だからって売らなかったのよね~
正直、売っておけばよかったです(笑)
このあたりのデメリットも踏まえ、配当利回りが2.1%を割った時点で売り、というルールを作ることにしました。
9055 アルプス物流
アルプス物流はアルプス電気系の物流会社です。こちらも地味株ですね…
年 | 配当金 |
2006 | 11.25円 |
2007 | 12.50円 |
2008 | 15円 |
2009 | 17.5円 |
2010 | 17.5円 |
2011 | 17.5円 |
2012 | 17.5円 |
2013 | 17.5円 |
2014 | 17.5円 |
2015 | 20円 |
2016 | 17.5円 |
2017 | 18円 |
2018 | 18円 |
2019 | 18円 |
2020 | 25円 |
2021 | 20円 |
2022 | 26円(予) |
アルプス物流も2009年以降は減配はなく増配傾向にあります。2015年は記念配なので減配扱いしません。
過去の業績推移です。2018年3月期をピークに売上高、営業利益ともに低下傾向にありますね。これはコロナの影響を2020年2月以降に受けているため。2022年以降コロナ前までの業績が上げられるかがポイントです。
アルプス物流は2011年末に387円(分割前774円)で購入しました。株価のほうは一時は1000円を付ける場面もありましたが、減益の影響か株価は下落基調です。
2019年秋には株主優待も発表。そんなものはどうでもいいから安定配当を優先していただきたいものです。
最後に
ということで2011年に購入して現在に至るまで保有している銘柄をまとめてみました。
共通して言えることは、どの銘柄も買値を下回ることなく、含み益状態である点です。
基本的には株主資本が積みあがる分だけ株価も上昇してくれます。長期投資を前提に考えるのであれば、良い会社は早めに買っておくのが良いでしょう。
でも、高配当銘柄って総じてパフォが悪いっていうじゃない?
そう、このことについて書きたかったんですけど、字数が多くなってきたので、これは別の機会に書きたいと思っています。
それでは高配当株で資産運用、一緒にがんばって行きましょう!