今日は10倍大化け株の見つけ方をこっそりと教えてもらいましたという本のレビューです。
筆者は投資家界隈では有名な坂本慎太郎氏。
BコミさんとしてYou Tubeにも出演中。ワタシも時々見るんですけど、You Tubeの内容の同様に、今回ご紹介する本も、実践的で分かりやすい内容になっています。
- 内容はわかりやすく初心者向け
- 定量分析だけではなく定性分析も含まれていて好感が持てる
- アクティブ運用、個別銘柄投資に興味がある人に最適
あたしにも個別銘柄投資できちゃいそう?って思えるほど分かりやすかったわ。
結論から言うと
- これから個別銘柄投資を始めたい人
- 個別銘柄投資経験者でもさらに上を目指した人
- 目先の株価に右往左往しない中長期投資を実践したい人
- 今の投資法に迷いや悩みがある人
こんな人にはおすすめです!
さすが元機関投資家だけあって、そこらへんの個人投資家の株本とは質が違うよ!
それではもう少し詳しく見ていきましょう!
内容もシンプルで分かりやすい良書!
そう、ワタシは今悩んでいるのです。そう個別銘柄投資に。
株を始めて、リーマン・ショックもコロナショックも東日本大震災も経験しても、なんとかここまで生き延びてきました。
一応はファンダ派で、収益性バリュー投資とか、上方修正投資とか色々試してきて、資産もそこそこ増えてはいるのですが…
もっともっと、株の技術を向上させたい!
株で億り人になろうと思ったら、個別銘柄投資で成功するしかありません。
もう一度自分の個別銘柄への投資手法を見直して、より精度の高い運用方法を考えたい、そんな気持ちで手にとったのがこの本でした。
株を始めて15年以上経つのに投資スタイルが固まらないって結構問題よね…
この本の重要ポイント
定量分析と定性分析の両方を解説している
ワタシが株本を評価するときは、定性分析と定量分析分析に触れているかどうかを見ます。
株初心者でも分かるように株価指標の解説も詳しいです。PER、PBR、ROEなどの超基本的な知識から、高配当株投資、株主優待投資まで幅広くフォローされています。
でも、この本のメインはこうした基本知識にとどまりません。
この本が発売されたのは2019年春。アベノミクスの恩恵で個人投資家は誰でも勝ちやすい環境にありました。でもこれからは違う。
いつくるか分からない下落局面でもきっちりと利益が挙げられるようなスキルが求められてくるのです。
定量分析が具体的で分かりやすい
昔はPERやPBRだけで儲けられる時期もありました。でも、今は違います。定量分析よりも定性分析のほうが重要です。
なぜなら、この定性分析というのはセンスと知識が必要です。定性分析で大きなミスを犯すと、投資家として致命傷を追う可能性だってあります。
そんな難解なテーマも、過去の10倍株を選定した経験を下にシンプルに分かりやすくまとめられていて好感がもてます。
個人投資家の本をワタシは好んで読むのですが、定量分析のメゾットを分かりやすく書いてある本ってほとんどないんですよね。
- M&Aと業績の推移
- 減益決算銘柄との付き合い方
- 特別損失、減損と投資タイミング
どちらかというと、一時的な業績悪化に買いを入れる逆張り投資が中心の内容になっています。
株式投資は未来に投資するものです。過去の業績がいかに素晴らしくても将来の株価まで保証してくれるものではありません。
それであれば、ハードルがぐっと下がった業績V字回復銘柄を狙う手法は一理あります。
最近で言えばコロナショック。
- コロナによる一時的な業績悪化
- 来季の業績V字回復
- 株価は安く放置されている
そんな銘柄を狙うのにこの本で予備知識をつけるのもありでしょう。
最後に
ということで今日は、Bコミ氏の10倍大化け株の見つけ方をこっそりと教えてもらいましたのレビューをお送りしました。
この本を読んで、株式投資のちょっとした基本と今後の戦略にもヒントをもらいました。
みなさんもぜひご一読を。