先日もツイートしましたが、バフェット太郎氏の本を購入しました。
私自身、読んでタメになるブログとしてお世話になってる個人投資家の本はできるだけ買うようにしています。
バフェット太郎氏の本は最近では久々の有名個人投資家の本ということでさっそく注文。届いた翌日には読破してしまいました。
バフェット太郎氏のアマゾンでの評価
まあ、バフェット太郎氏はアンチが多いですから、アマゾンの評価では、星ひとつなんて評価もあったようです。
バフェット太郎氏の投資法を批判する理由として、(1)今年に入ってパフォーマンスが不調。(2)高配当銘柄よりもFAAMGと言われる成長株のほうが儲かっている、というものです。
勘違いしてはならないのは、バフェット太郎氏のパフォーマンスが良くないのは単にタイミングを図らない投資法を実践した結果ということです。
今年に入って金利上昇懸念により米国株は軟調に推移しています。
調子の悪い期間だけを切り取ってバフェット太郎氏の投資手法が酷い投資法と判断するのは、都合のいいところだけをキリトリしてニュースを垂れ流すマスゴミと同じなのだと思います。
長期的な視点に立つことが必要
逆に言えば、タイミングを考慮せずに購入して2015年から1000万円儲けたとの話も、バフェット太郎氏が投資したタイミングがたまたま良かっただけとこととになりましょう。
このことについてはこの本でも長期投資とうたっているわけですから、筆者自身、短期的に儲かっているだけと自認しているはず。
逆に言えば、この1,2年のパフォーマンスが良かったというだけで必ず儲かる投資法であると信じてはいけないし、そのような視点でこの本を読み進めるべきではありません。
2015年末は特に投資環境が良かった時期
2015年から現在の投資スタイルを始めたとのことですが、この年は米国株は下落基調にあり、今思えば投資環境としては押し目買いする良いタイミング、まさに「馬鹿でも買えば儲かる」タイミングでもありました。
このころの株価を振り返ってみましょう
PM(フィリップモリス)
PG(プロクターアンドギャンブル)
WMT(ウォルマート)
JNJ(ジョンソンアンドジョンソン)
VZ(ベライゾンコミュニケーションズ)
KO(コカコーラ)
MO(アルトリアグループ)
すべての銘柄が該当するわけではありませんが、2015年末ごろに株価の安い時期があって、2017年にかけて堅調に株価が伸びている様子が分かります。
米国株初心者だったワタシも、このころEMR(エマーソン)やCVX(シェブロン)などを購入して、今でも大きな含み益をキープしている状態です。
バフェット太郎氏の投資手法が正しいのか否か、儲かるのか儲からないのかは、株価の変動がワンサイクルしてみないと判断がつかない、と言えそうです。
高配当銘柄の考え方
ワタシも高配当銘柄運用をやっている身ですが、高配当投資ってあまり儲かんないんですよね。
これまでワタシが高配当銘柄運用を行ってきた経験から言うと、興奮するような株価も上昇を見せるのはほんの一部の銘柄だけです。
ワタシ自身も入金投資法と米国株運用を実践するものとして、バフェット太郎氏の秘密のポートフォリオが今後どこまで市場平均をアウトパフォームしてくれるのが楽しみでもあります。
バフェット太郎氏の運用を賛否を判断しようと思ったら、株価がワンサイクル回るまで待ってから、というのが適切なタイミングなのではないでしょうか。