今年で米国株個別投資も2年目が過ぎようとしています。
米国株はリーマンショック以降、一直線で株価は上昇中。最高値を更新するなど株価はとても順調です。
しかし、わが米国株ポートフォリオときたらどうでしょう、為替も不安定な要素ですが、どうも大きく儲けることができません。
わが高配当ファンドのこれまではこちらから振り返ることができます。
そこで、さらにレベルアップするために米国個別株の勉強をしようと購入したのがこちらの雑誌。
米国会社四季報 2017年秋冬号 2017年 10/18 号 [雑誌]: 週刊東洋経済 増刊
今日はこの初めて買った米国会社四季報の感想をまとめたいと思います。
米国株個別投資の謎
ワタシは米国株運用を始めて1年。これまでなぜこうした米国株の情報誌を買わなかったのか。それはネットを見れば、米国株個人投資家のカリスマたちのポートフォリオも分かるからです。
とりわけワタシの場合は、成長株ではなく、高配当銘柄を中心にポートフォリオを組む方針でした。参考にさせてもらったブロガーと言えば…敢えてここに書き写すまでもないでしょう。
しかし、ふと思ったんです。
米国株ブロガーの人って、ジェレミーシーゲルの影響をモロに受けていることが多いんですよね。なので、持っている銘柄もほとんど一緒。
ジェレミーヘーゲルの本は大好きで、何べんも読み返したものです、確かに。
ただ、ワタシなんてひねくれものですからね。
もちろん、有名米国株ブロガーが書く銘柄のほうがとても安心はあるんです。でも、やっぱり銘柄は自分の力で探してナンボ、というのは約20年株式投資を続けてきたワタシの基本的な考え方です。
もっと自由な発想で米国株式投資をしたい、そんな思いから手に取ったのが米国会社四季報だったのです。
雑誌であるからこそのメリット
マネックス証券では米国株専用サイトから、その銘柄の業績や株価指標などを参照することはできます。でもやっぱり紙製の雑誌のほうが見やすいんですよね。
特に重宝する箇所
印象としてはかなり薄いです。これで3000円余りもするの?とちょっと高いですね。ただ、中身の情報は充実。
日本株の会社四季報と同じように、事業内容をはじめ、直近の業績の状況、業績のほか2期先の通期見通しまで記載してあってとても分かりやすいです。
特に重宝しているのが、各ページ中段の配当利回りの数値と、テーマ【連続増配】の2点。これを事業内容と照らしきちんと把握できれば、作業効率も良いです。
個人的には、この中に割かれている、新興株・有望株の特集やETF253銘柄をカットして、もっといろいろな個別銘柄を掲載してくれればいいのに、と思ったりもしました。
久々に付せんを貼りたくなったぞ
昔ワタシも日本株を始めた当初は、会社四季報を雑誌で買って一気に通読、気になった銘柄はふせんを張るなどにしてお宝銘柄の発掘に汗をかいたものです。
米国会社四季報を読んで、久々にそのような気持ちになりましたね。
例えば、気になるのはTupperware Brands Corporation(TUP)、いわゆるタッパウエアーを作っている会社ですよ。退屈な会社ですけど、強みもあっていい会社なんじゃないでしょうか。そんな視点で銘柄探しに明け暮れることになりそうで怖いですね。
他にもキンバリー(KMB)とかラスベガスサンズ(LVS)などは高配当銘柄でもあるし、事業の強みと継続性もありそうですから、長期投資にはもってこいのような気がします。
最後に
ということで、米国会社四季報についてレビューを書いてみました。実際に手にしてみると、やはり米国会社への個別運用を始めるならこうした書籍を購入して勉強しなければダメだな、ということ。
こうした業績はワタシが海容しているマネックス証券は参照することができるのですが、じっくり読みふけりたいならやはり書籍で読むに限りますね。
これから米国株を始めようと思っている人、米国株はもっているけど米国会社会社四季報を読んだことがない人、ぜひ一度手に取ってみてはいかがかと思います。