今日は、エル式米国株投資で1億円についてのレビューです。
米国株で個人投資家と言えば、米国株の高配当をテーマにした本が多いです。例えばこちら。
レビューも書いていますのでよろしけばどうぞ。
バフェット太郎氏の本はプロレス的な?要素満載でしたが、エル氏の米国株投資はいたってまじめなFIRE本なのであります。
- 米国株投資のすばらしさが分かる
- 高配当株ではなく収益性の高い銘柄への長期投資本
- 米国株個別銘柄を真似て学べる本
- FIRE後の生活を垣間見ることができる
- 細かい投資戦略や銘柄選別方法は詳細に書かれていない
- 米国株はずっと上がっているから買い、というふうに聞こえる
- 投資本というよりFIRE達成までの記録という位置づけに近い本
- 表紙タイトルの絵は誰??
それではもう少し詳しく見て行きましょう!
エル式米国株投資で1億円の概要
筆者のエル氏は古参の米国株ブロガー。エルはレバレッジのLで住宅ローンを借りながら株式投資を行うという意味。ワタシも昔からエル氏のブログでよく勉強させていただいた経過があります。
エル氏は金融機関に就職。51歳で早期リタイアを果たしたそう。
目指す目的はワタシと同じでありますが、年収が1000万円以上だったという大きな違いがあります。
あんたの倍ぐらいあるんじゃない…
こらこら(人前でそんなこと言うもんじゃないよ…)
お子さんは二人で金融機関は1億円からさらに増やしている状況とのことで、いやいや羨ましい。。。この形はワタシがまさに目指している方向にいる人だ―そう思ったわけです。
収益性の高い米国株に投資する
エル氏の個別銘柄の選び方は以下のとおりです。
- 自分が良く知っている製品、サービスを売っている
- ポピュラーな企業で情報が入手しやすい
- 高い収益性・競争力がある
- 成長性が高い
- 10年以上に渡り増配した実績がある
- キャッシュフローマージン比率が20%以上
ご覧のとおり、ブランド力や世界中で使われているサービスを提供する銘柄を中心に投資も行われている模様。
これまで、私自身はその国の経済情勢を把握しないと個別銘柄への投資は難しいんじゃないかな、という印象があって、個別銘柄では高配当株を中心に投資していきました。
ですが、エル氏はその方法であっさりと1億円を達成したわけですから、「昔に戻って優良株を買えって自分に往復ビンタしたい」ぐらいの衝撃があります。
ただ、その銘柄を買うかどうか、投資手法に関する記載は株式指標などは10年連続増配とキャッシュフローマージン比率ぐらいの記載しかありません。
ワタシの中で株本は、どのような銘柄を買ったとか、どんな銘柄で儲かった、という話よりも、魚の釣り方がいかに分かりやすくて充実しているかが重要だと思います。
Amazonの評価欄では、儲かるとこの手の参考にならない株本が出てくる…そんな辛辣なレビューの記載も見受けられます。
なので、この本は株本というよりも、1億円を達成するまでの記録を描いた記録が書かれた本として読むべきです。
これからも米国株個別銘柄投資を始める人にはいいかも
まなぶことはまねぶことでもあります。
なので、あーだこーだ言わずに、まず黙ってエル氏の保有している銘柄を徹底的に調べて、勉強のために買ってみるという作業は効果的かもしれません。
米国株と言えば高配当+増配等銘柄しか監視していないワタシにとっても、魅力のあるポートフォリオであることは間違いありません。代表的な保有銘柄を挙げてみますと…
- VISA
- COSTOCO
- NIKE
- HOME DEPO
- LMT
- MKC
VISAなんてめちゃめちゃ強みのある銘柄でもあります。まぜ、コロナショックの時に買っておかなかったのか、今でも思い出すと情けなくてしょうがないです。
このようなポートフォリオを見て言いますと…
ワタシも高配当銘柄ではなくて収益性の高い個別銘柄に投資したくなっちゃうよね(←影響を受けやすいタイプ)。
最後に
ということで今日は、エル式米国株投資で1億円についてまとめてみました。
米国株に興味がある人、米国株にチャレンジしたい人の読み物としてとてもおススメですよ。