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【高配当株投資】安倍首相辞任後でも買いたい高配当株投資の監視銘柄まとめ

高配当株の候補銘柄をまとめます

安倍首相が辞任報道にはワタシも驚きました。

このことに関する感想は別の記事にするとして、辞任以降が固まるとの報道を受けた後、日経平均株価は600円ほど急落。

それほど市場へのインパクトも大きかったということです。

次の首相が菅さんが有力なので、アベノミクスは継続ということになるでしょうか、この政策もいつまで続くか分かりませんし、その結果、株価は低迷期に入る可能性があります。

でも、そんなときこそ高配当株投資の出番

高配当株投資に需給は関係ありません。むしろ、常に株価が安ければ、積立て感覚で優良な高配当銘柄が買えてしまうのです。こんないいことはないですよね。

どんなときだって買い出動できるように、このブログではひたむきに高配当銘柄の情報を発信していきたいと思っています。

高配当株投資候補銘柄4選

ということで今日は高配当株銘柄を4つ見て行きたいと思います。

なお、株価なんですけど、銘柄によって期日のばらつきがあるので事前にご承知おきください。

それでは行ってみましょう!

4202 ダイセル

ダイセルはセルロースが主力。たばこフィルター、LCD用フィルム原料に強み。エアバッグ用部品も展開。セクターは化学です。

2015年11月に1900円だった株価は700円を割り、3分の1まで下落しています。配当利回りは4.4%を超えました。

業績は下降気味。

営業利益は2018年3月期をピークに減収。売上高はこの2年間コロナの影響で減収が続いています。2021年3月期も大幅な減収減益を見込んています。

2021年3月期の配当見通しは発表済みです。前期の記念配は落としたものの、1株32円となりました。

過去の配当金の推移を見ると、この記念配を除けば、2006年以降減配がないことになります。

また、自社株買いにも積極的なのは好感が持てます。ただし、配当方針を見ますと以下のような記載もあります。

当社はこれまで、各事業年度の連結業績を反映した配当と、より強固な収益基盤を確立して中長期的な株主価値向上に資するための内部留保の充実とを総合的に勘案した、バランスのとれた利益配分を基本方針とし…(以下略)

新型コロナの影響が長引くなどの理由により業績悪化が見込まれれば、業績と連動して配当も減配となるリスクは念頭に置いたほうがよさそうです。

3105 日清紡HD

綿紡老舗から転換。ブレーキ摩擦材で世界首位。防災無線、デジタル技術を推進しているます。セクターは電気機器。

株価は一時600円前半を付けるなど、下降トレンドにあります。

7月30日に発表した2020年12月期の中間決算によると、上期は上方修正したにもかかわらず、通期では40億円の赤字見通しを発表しました。

理由としては主にコロナウイルスが原因だとして…

  • 無線・通信事業はマリンシステム事業での需要の低迷
  • マイクロデバイス事業、ブレーキ事業、精密機器事業も世界的な自動車生産台数の落ち込み
  • 繊維事業も新型コロナウイルス感染症拡大防止のための店舗閉鎖や販売不振

ということで市況に影響を受けやすく業績がぶれやすい点が露呈した形となりました。

ただ、あくまでも通期予想ということですので、事業環境が良化すれば黒字化もありえます。1円の円高で2.5億円の減収となることから今後の為替動向、業績などを監視ながら引き続き投資対象候補としていきます。

4410 ハリマ化成グループ

松ヤニ化学大手。製紙用薬品・トール油で高シェア。電子材料向けなど展開。セクターは化学です。

株価は底値から若干反発。ただ、配当利回りは4%を超過しています。10%弱下落すれば買いラインに入ってきます。

直近の業績面では、前年同期比-87%の減益でやはり新型コロナウイルスの影響が大きい模様。下落幅だけで見ると、自動車向けや国内印刷用インキが厳しい状況にあります。

配当金は1株当たり38円を予定しています。この銘柄も2009年以降減配はありません(下図は2011年以降のみ)。

今後も配当を維持できるのか、業績面とあわせて監視を続けて行きます。

8410 セブン銀行

セブン銀行はセブンイレブン内にATM等を展開する誰もが知っている銀行業です。

セブン銀行も株価が下落して、高配当銘柄になりました。株価は255円まで下落しています。

少額買える点でもポートフォリオに組み入れやすいのがよいですね。利回りも4.1%まで上がってきました。

直近の業績は新型コロナウイルスの影響で減収減益を記録。

ただ、ライフラインとしてコンビニがその役割を担っていて、6月にはATM利用率100%越えなど新型コロナからの立ち直りも早かった印象です。

ATM利用件数も順調ですが、開設口座数、デビット利用額など拡大傾向にあります。

ATM設置数は頭打ちですが、事業全体の安定度は評価できます。過去の配当推移を見ますと、2008年3月期から減配がありません。

配当目標は安定的な配当を出すことと、配当性向40%が目標となっています。株価がもう少し下がってくれないかと期待します。

最後に

ということで今日は8月末時点で気になる高配当銘柄についてまとめてみました。

コロナ禍を株式市場が織り込み、さあ、これからというときに安倍総理の辞任…株式相場ではいろんなことがあって楽しいですね!

これからも高配当銘柄を追い続けて、経済的自由を実現できるだけの配当金を受け取れるようにがんばって行きたいと思います。