年間運用成績

2021年高配当株投資運用成績を振り返る

今日は2021年の高配当株投資の総括として1年間の運用成績を振り返ります。

私は2012年から高配当株投資を開始。これ以降、配当金重視、長期保有、そしてサラリーマンの強みを生かした入金投資を続けてきました。

やっていることは単純です。

  • 配当利回り4.4%以上の銘柄に投資する
  • 2009年以降減配ナシ(記念配、特別配は除く)
  • 過去10年間営業利益ベースで赤字がない

対象となる銘柄を淡々と買い増していくだけの投資法です。

配当金投資は儲からないとか、やっぱり株式投資は成長株だよね、とか、高配当株投資にはいろんな批判もあります。

もちろん、運用していく中で様々な失敗もありました。

愚直に続けることが大事だと信じ続けて今日に至る我が高配当株運用。2021年の運用成績はどうなったのでしょうか。

改めてこの1年間を振り返ります。

高配当株投資2021年総括

運用パフォーマンス

2021年の我が高配当株運用成績はこのようになりました。

ファンド年初来成績
高配当株ファンド(日本株)+12.49%
高配当株ファンド(米国株) +35.09%
高配当株ファンド(トータル) +21.96%

2021年の運用成績は、日本株が+12.49%、米国株が+35.09%、日本株と米国株の合計は+21.96%となりました。

2021年の運用成績はぶっちゃけ上出来です。

というか出来過ぎで2022年の反動が怖いよ。

ちなみにインデックスと呼ばれる株価指数は以下のとおりとなっています。

ファンド年初来成績
日経平均株価+4.91%
TOPIX+10.40%
NYダウジョーンズ+18.73%

わがファンドは上記インデックスを上回る良好な成績に終わりました。

総資産の推移

2021年1月時点の資産は、16,349,482円でした。

今年1年間運用を続けた結果、2021年12月末時点の資産残高は21,769,424円となり、5,419,942円資産が増加したことになります。

毎年、130万円の入金を目標としていますが、今年は計画を超える150万円を投資資金に回すことができました。

追加投資の内訳

  • 日本株→1,350,000円
  • 米国株→ 150,000円

入金時期

  • 4月 200,000円
  • 8月 300,000円
  • 11月 800,000円
  • 12月 200,000円

2022年もさらに高水準な投資を継続していきます。

受取配当金

日本株

2020年2021年
3月 30,761  35,384 
5月 62,395  18,450 
6月 124,405  143,646 
7月 4,383 0
8月 3,188  3,985 
9月 24,546  19,048 
11月 20,882  20,522 
12月 56,862  86,705 
総計 327,422  327,740 

日本株は前年比とほぼ同額の配当金となりました。

昨年は前田道路で敵対的買収を阻止するための大幅増配(100株700円)が今年なくなったことやJTなどの高配当株銘柄の減配が続いたためです。

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今年購入した新規銘柄の配当金を受け取れるのは2022年からになります。今からとても楽しみですね。

米国株

受渡月2020年2021年
1月 223.69  256.11 
2月 49.38  50.67 
3月 203.43  242.61 
4月 124.55  194.85 
5月 109.63  112.36 
6月 233.75  222.49 
7月 161.04  287.37 
8月 49.39  87.98 
9月 204.27  227.56 
10月 213.04  295.64 
11月 50.67  88.70 
12月 195.79  202.31 
総計 1,818.63  2,268.65 

米国株は前年比25%増2,268.65ドルとなりました。

毎月概ね前年月の配当金を上回る結果となりました。

2021年運用成績詳細

高配当株ファンドの運用推移をまとめると以下のとおりとなります。

このように見てみますと日本株と米国株をブレンドした運用が功を奏していると言えます。

日本株の下落を米国株が補った月
 →2021年7月、10月、11月

米国株の下落を日本株が補った月
 →2021年1月、9月

トータルの成績は米国株の方が良いのですが、リスク(資産の変動)を抑える意味でも、日米両国への投資によって安定運用が可能となっています。

日本株運用とインデックスの比較はこちらです。

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インデックスに比べると2021年7月から9月にかけてわが保有銘柄たちは堅調に推移してくれました。

つづいて米国株の比較です。

こちらも全体的に推移しました。保有銘柄の一部、NASDAQ銘柄を組み入れた影響も出ています。

まあ、2021年の米国市場は放置するだけで資産が増えていく簡単な相場でした。2022年はそう簡単にはいかないと思いますので油断せずに緊張感をもって相場と対峙していきます。

売買履歴

2021年の売買履歴は以下のとおりとなりました。

日本株買い売り
2月JT
4月9445 フォーバルテレコム
8725 MS&AD
5月9422 コネクシオ
4709 IDホールディングス
1883 前田道路
4544 h.uグループHD
6306 日工
6369 トーヨーカネツ
8018 三共生興
8月1939 四電工
6870 日本フェンオール
11月3109 シキボウ
4410 ハリマ化成グループ
9717 ジャステック
12月3513 イチカワ

日本株は6銘柄を売却し、10銘柄の新規組み入れを行いました。

売却の6銘柄はいずれも減配によるもの。基本、特別配や記念配だった年を除いて減配した銘柄は即売りとしています。

そして、新たに10銘柄を新規購入。過去の配当金推移や業績の安定性を加味して選んだ高配当銘柄たちです。

米国株買い売り
8月T
10月VZT

包み隠さずお話しますと、米国株はミスしてしまいまして。

 AT&Tの株価が下落していたので購入したのですが、どうやらスピンオフによる減配が見込まれていた下げだったようで。

購入後株価は下落の一途、約2か月でAT&Tを手放すことになりました。

売却資金で下がっていたVZを買い増し。株価は堅調ですが…

こんな凡ミス、二度としないように気を付けたいと思います。

なお、今年1年の売買履歴や月次パフォーマンスの記録を参照したい方は、こちらをご覧になってください。

高配当株投資の月次運用成績

2021年12月末時点でのポートフォリオ

2021年12月末時点でのポートフォリオです。

日本株

code銘柄株価(12/30時点)
1413ヒノキヤグループ2,193
1518三井松島HD1,891
1939四電工1,719
1948弘電社4,940
1961三機工業1,439
2169CDS1,618
3109シキボウ902
3143オーウィル1,117
3513イチカワ1,346
3817SRA-HD2,888
4327日本SHL2,544
4410ハリマ化成827
4634東洋インキSC1,925
4709ID-HD892
4725CAC-HD1,451
4972綜研化学1,682
5187クリエート979
5214日本電気硝子2,949
5280ヨシコン1,120
6870日本フェンオール1,602
7466SPK1,391
7552ハピネット1,501
8008ヨンドシーHD1,761
8070東京産業753
8125ワキタ1,076
8133伊藤忠エネクス997
8253クレディセゾン1,209
8306三菱UFJ625
8410セブン銀行238
8591オリックス2,348
8725MS&AD3,549
8793NECキャピ2,010
8904AVANTIA881
9055アルプス物流1,119
9422コネクシオ1,476
9432日本電信電話3,150
9433KDDI3,362
9445フォーバルテレコム354
9513電源開発1,527
9717ジャステック1,058
9769学究社1,551

米国株

code銘柄株価 (12/31時点)
EMREmerson Electric Co$92.97
GISGeneral Mis Inc com$67.38
GPCGenuine Parts$140.20
MCYMERCURY GENL CORP$53.06
MOAltria Group$47.39
PFEPfizer$59.05
PMPhillip Morris IntI Inc$95.00
PPLPPL Corp$30.06
QCOMQualcomm Inc$182.87
SOSouthern Co Inc$68.58
SPYDSPDR PF SANDP500$42.05
TGTTarget Corp$231.44
VTRSVTRS VIATRIS INC$13.53
VZVerizon Com$51.96
XOMEXXON MOBIL$61.19

なお、各銘柄の平均取得株価や配当利回りなど詳しく知りたい場合はこちらのページをご覧ください。

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2022年の方針

2022年も基本的な方針に変わりはありません。

とにかく愚直に高配当株を買い増す戦略を継続します。ただし、課題としては以下の二つが挙げられます。

投資枠、パフォーマンス等

2022年の目標は以下のとおりとします。

  • 追加投資130万円以上
  • 運用利回り4%以上
  • 受取配当金前年比+20%以上
  • 2022年12月末総資産2400万円目標

2022年も例年通りの投資手法を継続しています。

配当利回りの向上

我が保有銘柄の時価総額は21000千円程度。時価総額に対して受取配当金が少ないのは、株価上昇の恩恵を受けているためです。

我が高配当株運用の目的はできるだけたくさんの配当金を受け取ることにあります。

現在保有中の銘柄のうち、一定程度配当利回りが低い銘柄を売却して高配当銘柄に乗り換えるといった運用方法の見直しを行う必要があります。

売却基準の整理

我が運用基準における売りのルールは、減配または営業利益ベースで赤字になることが条件となっています。

上記、ポートフォリオ全体の配当利回りを向上させるための売却ルール(時価に対して配当利回りがXXX%以下になるまで株価が上昇したら売却する、など)を新たに作成する予定です。

分散投資

国内株では幅広く分散投資を行っているものの、高配当株銘柄に特化しているため、一部のセクターに投資銘柄の偏りが見られる状態です。

現時点でも保有していないセクターへの投資に心がけ、分散投資によるリスク低減に向けて取り組んで行きます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今日は我が家で運用している高配当株投資の2021年振り返りをまとめてみました。

このパフォーマンスを見て、いやあ、大したことない、おいらのほうがもっと儲かっている…そんな風に思う人がいるかもしれません。

でも、我が高配当株投資はバイアンドホールドを前提としたらくちん投資法です。

投資に時間をかけることなく、インデックス以上の成績をたたき出すことが可能になるのです。

今回の記事を見て、

私が実践している高配当株投資に興味があるな…

そんな風に思ったら、ぜひこちらの記事から私の投資手法を知ることができます。

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ぜひ参考にしてみてください。

私も2022年、頑張って投資を続けていきたいと思います。